◆ コーチング・カフェ ◆

☆ アリスプロジェクトはサグラダファミリア?!
 伝えているのは、コーチのあり方、そして生き方・・・☆


 アリスプロジェクトのコーチングとは?を探るべく、去る8月3日にHPチーム企画による座談会が行われました。
参加者は、にわとりチームからつかちゃん、やまちゃん、みささん。
ひよこからは、クラスリードをしているまみちゃんとしほちゃんが駆けつけてくれました。
さてさて、コーチング座談会はじまり、はじまり〜♪


 司会進行・HPチーム  けい
「まずは、アリプロのコーチングの特徴をお願いします。」


つかちゃん
「一番印象的、特徴的なのは、
 アリプロがスタートしてからの歴史が物語っていると思うのだけど
 初期メンバーの人たちに三ヶ月間を二回、
 六ヶ月コーチングを受けてもらったんですよね。
 この試みに賛同してくれたコーチの人たちにお願いしてコーチをうけてもらって、
 で、その後見てるとその方々が
 その時に受けた『コーチングっていい』っていうインパクトを
 今度はコーチングを学びながら、また学ぼうとしている人たちをコーチして、
 そして、またその人達がコーチングっていいって。

 そういう風に体験から学ぶっていうかな、想いのつながりっていうか。
 いろんなコーチングのコミュニティがあるけど、
 こういうのってアリスプロジェクトの特徴かなって、まず思いましたね。」


やまちゃん
「ぼくはアリプロのコーチングはみんなで作っていると、
 型にはまったものではなく、その時々に応じて変化できるっていう強みがあるし。
 それを誰が作っているかというと、にわとり、ひよこ、受講生も含めて
 みんなで作っているなと、これは他の養成機関ではない特徴かなと思います。」


みささん
「一番最初に電話会議に入って『すごー』って思ったのね。
 二期の人たちのクラスで『やばい』って思ったんだよね。
 このままでは追いつかれ、追い越され、負けてしまう、みたいな。
 なにが勝ち負けかようわからへんけど、
 とにかく聴く力とか感じる力がすごいって思ったのを覚えていて。
 そういうこと話すんじゃないんだよね(笑)

 一言でいうと、志があるっていう感じ。

 今また広がっていく感じがあるんだけど、
 視覚に障害を持った他の人たちにこれを伝えて、
 なんていうかな、希望を持って毎日楽しく暮らしていってもらいたいのよって
 いうものを持ってはるんだよね、やっぱり。

 で、広がっている感じというのは、視覚に障害を持っている人たちだけでなく、
 一般の人たちにもコーチングを提供するっていう風に
 広がっているし、いくんだろうし。

 つかちゃんが言ったことにつながるのかなぁ。
 原点はそこを持ってはるんだろうな。
 それを私は「志」っていう言葉にしてみたんだけど、どうかしら?」


まみちゃん
「コーチングの勉強を始める前は、
 人の話が聞けたかっていうとそんなことはなくて。
 アリプロでコーチングを学んできたなかで、
 人の話に耳を傾けること、ただただ聴くっていうこと、
 寄り添って聴くっていうことの二つがコーチングの根っこになっていて。

 うーん、普段の生活の中でもそういうことができてるなって、
 すごく自分でも感じているので、
 ただただ聞くこと、寄り添って聞くことの二つが今、自分の柱になっていて、
 他のアリプロのメンバーをみていても
 そういうことあるんじゃないかなって感じているんですけど。」


しほちゃん
「話を聴いている時その話をしている人に好奇心を向けて聴くっていうかな。
 この人はどんな人なんだろう?っていうところで関わることが大前提。

 もう一つは、どんな状況とかどんな状態であっても
 その人にOKを出したり、
 その人が持っている無限の可能性を信じて関わるっていうことを
 アリプロのコーチの方はできてるんじゃないかなと思います。」


ケイ
「ありがとうございました。
皆さんのお話をお聞きしていると、
一般的なコーチングとは?ではないところでお話しされているなぁと感じました。」


つかちゃん
「あとね、僕もやまちゃんもそうなんだけど、
 コーチ21とCTIでコーチングを学んで
 なんかこれを伝えたいって思ったんだけども、
 知的所有権というものがあって。

 それぞれのコーチングの骨組みというかな、理論があって、
 それはそのコーチ養成機関独自のものであって使えない、
 それは大事にしなくちゃいけないということがわかった時から、
 じゃあ、ここで何を伝えられるんだろう?っていう
 試行錯誤が始まったって言うかなぁ……。

 クラスでどういう風にしたら伝わるかなって、
 色々出させてもらって、
 で、みなさんがどう受け止められるかなって、
 あ、これでいいんだなとか、これでは伝わらなかったなとか、
 そこですごくみなさんと共に作っていると感じましたねぇ。

 極めつけは、当初予定はなかったんだけど、
 せっかく学ぶのだから何か認定がほしいと言われてね、
 認定試験をしようということになった。
 で、試験をしてみた。
 そしたら、うまいことコーチでけへんわけですよ、みなさんが。

 よう考えたら、うまいことコーチでけへんみなさんが悪いのではなくて、
 うまいことコーチできるように伝えてない方の責任やと。

 で、どうやったら伝えられるんだろう思って。
 何がここにあったらいいのかというまた試行錯誤が始まって。

 色々やっていく中でだんだん伝わってきて、
 受け取ってもらえてるなぁいう実感が少しずつ出てきてる。

 受け取った方がまた次に伝えるっていう段階に今年から入ってきた。
 この、やっぱり一緒に作ってそして、つながってきたなかで、
 アリスプロジェクトのコーチングって
 こういうもんだなというものが作られつつある、
 これは、特徴だと思いますね。」


ケイ
「つかちゃんたちが私たちに伝えようとしたものは何なのでしょうか?」


つかちゃん
「それが、まみさんとしほさんがさっき言ってくれたことじゃないかなぁ……。
 いきなりあなたって何者?とか、
 自分をわかれって言ったってわかりようがないので、
 その時にどっからきいていくのか?
 どこに好奇心を持っていくのか?
 っていうところじゃないのかなぁ……。」


やまちゃん
「伝えたかったことって一言で言うのはむずかしいと思うのですけど、
 やっぱり『あり方』かなぁ。

 『コーチとしてのあり方』。

 その中には『信じる』も入るし、
 『ゆるがない』も、『愛』も入るやろし、
 色々出てくるけども、
 逆にいうたらスキルとかテクニックとかいろんなことがあるんでしょうけども、
 もし、一言でって言われたら
 僕は『あり方』って答えるかなと思いました」


みささん
「私は途中参加やからね。
 そういえば認定試験の時からやったなぁと思い出しつつ、
 『すみません、認定試験の基準は?』
 ってつかちゃんとやまちゃんにきいたら
 『なかった』っていうのを思い出して(笑)

 だからね、やまちゃんがさっき言ってたみたいに、
 みんなで作ってるっていうかな、
 あるいは進化し続けているとか、
 なんかさ、私の中ではスペインのサグラダファミリアだっけ?
 どんだけかかってつくってんねん!みたいな。
 いまだに作り続けてるわけでしょ。
 そんな人類の英知が詰まってます、みたいなイメージがあるわけ。

 これは完成がみれるか?
 進化し続けていくんだろうなぁ。
 しかもそこに参る人たちの手でみたいなイメージなんだよね。

 そりゃ、他の養成機関だって、時代に合わせてとか、
 色んな新しいものを取り入れてプログラムを改訂しておられるんだろうけども、
 それとはちょっと違う感じがするな。
 学びながら、リードしながら、つねに作っているって感じ。

 そういうのもあって、さっき『志』って使ったかもしれない。
 自分の代で終わらない可能性があるからね、
 次の世代に託していくじゃない?『志』は。
 私はそんなイメージをアリスプロジェクトのコーチングに持っているな。
 すでににわとりの手から離れていることもあるしねぇ、
 つながっているっていうか」


けい
「なんか壮大なスケールを感じますが……」


みささん
「そうなの。壮大なのよ(笑)」


けい
「今のお話を聞いて、まみちゃん、しほちゃんいかがですか?」


まみちゃん
「やまちゃんのあり方っていうのをきいて思ったんですけど、
 コーチングを学んではいるんだけれども、
 最初に考えてもらった、
 視覚障害者にコーチングをって思いついてもらったところから
 もうすごいなって思っていて。

 なんだろ、コーチングっていうツールを与えてもらいながらあり方というか、
 私たちの生き方というか、みつめる機会がすごく多くて、
 コーチングを学んでいるんだけど、
 それにあわせて自分の生き方もそうだし、
 それを実証しているなって思えることが幸せだなって思います。」


けい
「そうねぇ。
 単にコーチになる勉強しているだけでなくて、
 人としての大事なことを学んでいるっていう気がしますよね。」


しほちゃん
「私もそうですね。
 コーチングと出会って生き方とか考え方とか変わってきて、
 それがすごくうれしいなって実感としてもっていて、
 それを感謝しているっていうことが沸いてきているのと、
 リードをさせてもらっている中で一番伝えたいなぁって思っているところって、
 そこだなぁって。

 スキルとかよりコーチとしてのあり方とか生き方、を
 伝えたいと改めて感じました。

 それと、みささんのお話をきいていて
 作り上げていくその一部にいさせてもらっているって、
 ありがたいな、喜びを実感しているって感じです。」


けい
「では、コーチのあり方って?
 私たちは何を大事にしてつながり、バトンを渡しているのでしょう?」


つかちゃん
「きいていて思ったんだけど、
 これがそうですっていうものはないなぁと(笑)

 今こういうところにいるっていうのは言えると思うのね。
 これが真理だ、ではなく、
 今ここにいるっていうことを大事にしているっていうことと、
 人って本当の自分は見たくないと思うのね。

 もっといえば、本当の自分って、とてつもなく素晴らしい自分なんですよね。
 すごい可能性と力を持っていて、
 人をすごく愛せることもできるし、
 喜ぶこともできるし、
 思いっきり幸せを感じることもできるしっていう自分。

 もちろん、その過程には怒りもあったり悲しみがあったりするんだろうけど、
 それすらも深く感じることができる自分っていう。

 そこにいくってすごく怖い。
 その時にコーチが一緒にそこに行く。
 コーチが共に旅をするって言うその世界じゃないかなぁって。

 で、これは視覚障害がない僕らの思いこみなんだけど、
 あえて口にすると、視覚障害をもつ方は、
 すでにそのプロセスを経験してこられた気がするのね。

 大きな障害を持っているにもかかわらず
 生きている素晴らしさの実感っていうのをどっかで感じていながら、
 またその世界の中で可能性を見ておられる、というのを感じてるかなぁ。」


やまちゃん
「アリプロのコーチングって付け加えるとしたら、
 強みを生かせてるって気がしていて、
 それは、視覚に障害がある故に感受性が豊かであるとか、
 色々な強みを生かせてるなって。

 アリプロのコーチングはうまいコーチングというより、
 いいコーチというか、
 テクニックでなくあり方のしっかりしたコーチが
 次から次へと伝わっているなっていうのが、
 今、居心地がいい感じがしてます。」


けい
「コーチとしてのあり方がしっかりしているコーチング……」


やまちゃん
「うん。逆説的にいうと、
 テクニックよりもっと大事なものを知っていただいているって感じかな。」


けい
「やまちゃんご自身も大事になさっている部分なのでしょうか?」


やまちゃん
「生き方もそうじゃないですか。

 要領よくうまく生きる生き方もあれば、
 そんなことは横に置いて、
 いい人生を歩んでいる人がいるとすれば、
 アリプロの人たちは後者の方かな。」


けい
「そのあたりのことも私たちに教えてくださっているのですよね、APTの中で。」


やまちゃん
「教えているっていうか、
 そういう人たちが集まっているから
 自ずとそういうことを大事にするようになったのかもわからないし。」


みささん
「私、視覚障害のクラスをリードしてるんですよね、二回ほど。
 つかちゃんもやまちゃんも私も視覚に障害を持たないじゃない?
 視覚に障害がある人がコーチするのと
 やっぱり意味合いが違ってくるって思いながらリードしてました。

 いいとか悪いとか評価の問題じゃないの。
 そういうことが前提にあると、
 私たちにはない、それは強みにつながるのだと。
 そこにとどまらない更なる可能性もあるって。

 それが、コーチングを知らない視覚障害のある方にとっては、
 お陽様みたいな存在になるだろうし、
 そこにとどまらずに
 さらに障害を持たないコーチングを知らない人たちにも
 よりあたたかいお陽様になると思っているんだよね。」


けい
「いろーんな想いがアリプロには詰まっているって、
 ほんとに単にコーチングスキルを学ぶためのプロジェクトじゃないなぁと。
 若リーダーのお二人は4期のクラスを作っていく上で
 大事にしていることってありますか?」


しほちゃん
「先ほども言ったのですけど、
 コーチとしての生き方、あり方を伝えていきたいっていうのと、
 私がこうして生きている、
 みなさんが生きていることって素晴らしいっていうことを
 大事に持ってリードしているかなって思いました。」


まみちゃん
「みんな、視覚障害を受け入れなければいけないと思って
 受容してきたと思うんですね。

 それをコーチングの力にしたいなって。

 クライアントさんのことも何でも受け取ってあげられるような
 コーチなんじゃないかなと思うし、
 弱みを強みに変える力って
 視覚障害のある人は必ず持っていると思うんですね。
 それをコーチングに生かしたいと思うし、伝えていきたいと思います。」


けい
「たくさんコーチはいるけれど、
 アリプロのコーチはこういうあり方だ、
 こんな生き方だ、
 クライアントさんとはこんな関わり方をするんだ
 ということが見えてきた気がします。」


みささん
「この前、コーチングとは関係ない席で、
 そんなに詳しく知らない人から
 『え?だってコーチングってスキルでしょ?』
 って発言があって、
 一般的にはそういう風にとらえられがちでね。

 私が
 『ちがいます!コーチングは生き方です!!』
 って言ったら(笑)
 あっけにとられたんだけども、
 一ヶ月くらいして、その方から、
 コーチングについて授業をしないといけないので、
 コーチングについて詳しく教えてほしいってメールがきてね、
 榎本さんの本を紹介したりして。

 だから、コーチングってなに?って聞かれたら、
 『私は生き方です』って言い切ってしまう。
 補足説明がその後大変なんだけど(笑)」


つかちゃん
「あのね、まだこれはぜんぜん見えてないんですけども、
 メンタルヘルス、心の病を扱うお医者さんからの依頼でね、
 病んでいる人はお医者さんでないとだめだけど、
 病んでない人が病気にならないために
 コーチングを提供できないだろうかって言うところで、
 今、試行錯誤しているんだけれども。

 今ちょっと感じてるのは、
 CTIのコーアクティブコーチングよりも
 アリプロの視覚障害者のコーチが提供するコーチングの方が
 その目的には適してるんじゃないかな。

 人生の全般っていうか、
 クライアントさんのトータルにそのまま共にいるっていうか、
 なんていうかなぁ、スキルじゃなくてエネルギーっていうかなぁ。
 コーアクティブコーチングもそれはそうなんだけども、なんかちゃう」


けい
「なんかちゃうっていうのは、どんなところなんですかね?」


つかちゃん
「なんていうか、アホになりきれるっていうかな(笑)」


けい
「えー?わかんないー?!」


つかちゃん
「僕もやまちゃんもアホやから(笑)、
 スマートにきれいによういわれへんなぁと思ってるんやけど(笑)
 コーチとしてのスキルを持っている人として接するのではなくて、
 素の一人の人としてそこにいるっていうの?
 そういうのある感じがするなぁ。」


けい
「あの、すごく伝わってきていて、わかるんですけど、
 これ、HPにどうやって文字にしていったらいいんだろうかって思うと悩むなぁ。
 コーチングをへんな宗教と勘違いしている人もいるし、
 ならば誤解されたくないし……」


つかちゃん
「この間ね、CTIの10周年があってね、
 で、そこである人が『やっぱり宗教ですね』って言ったのね。
 うんうん、ってきいていてふと、
 じゃぁ、宗教って何なんだろう?って思ったのね。

 宗教っていうのは、
 自分は大いなるものの一部であるっていうことを知っているわけじゃない?

 大きな存在があって自分がある、
 そのことを知っているということと、
 深く自分を見つめる、
 自分というものをすごい深いレベルで見つめる、
 これはすべての宗教に共通していると思うんですよね。

 そういう風にみると、コーチングは宗教?
 そりゃそうやわい、どこが悪いねんと(笑)
 全員にシェアしたら大ウケけにウケて
 次の日までまだ余韻が流れてましたけど。ハハハ(笑)」


けい
「確かに宗教は心を救うものですものね。コーチングもそうだし……」


みささん
「コーチングってなあに?に、
 宗教ですって書かへん方がいいとは思うんですけど(笑)、
 なーんていうのかなぁ……

 そもそもさ、人を信じるところから始めるんやから
 宗教にちがいないやんって(笑)、思うんやけど。

 その人には可能性があると信じる、
 っていうところからはじめるわけだから。
 世間は宗教に対するへんなイメージが強すぎるよね。
 さっきの『コーチングは単なるスキルでしょ?』っていうのと同じで。」


つかちゃん
「宗教の『宗』っていう字はね、
 人が集まっているって言う姿をあらわした字なんだってね。
 イメージ的にいうと、
 何人かの人が集まって、
 お互いの心の声を聴き合っている、そういうものじゃないかねぇ。」

[2010.8.3.収録時間1時間]


 盛り上がった座談会でしたが、残念ながら時間切れとなってしまいました。
続きはまたの機会に?

> 次なるカフェではどんな話題が飛び出しますかお楽しみに……。
> ご協力いただきました皆さま、お疲れ様でした。ありがとうございました。


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