☆コーチング体験会in名古屋☆

 

「初めて作った!コーチング体験会」
 

ロバ子
 
平成29年12月10日の日曜日、晴天の名古屋で、日本視覚障害者コーチ協会主催の対面式コーチング体験会が行われました。
私は、4人のスタッフの1人として、初めて関わらせていただきました。
私は、将来プロのコーチとして、体験会やワークショップを開催していきたいと考えているので、この企画が持ち上がったときに、すぐに手をあげました。
何から始めるのかもわからない私でしたが、とにかく一度やってみることで、身をもってゼロから学びたいという気持ちでした。
 
しかし、他のスタッフと打ち合わせを進めていくうちに、自分の心の変化に気が付きました。
それは、自分の学びのためと言うよりは、「私たちのコーチングを、1人でも多くの人に知ってもらいたい」とか、
「視覚に障害を持つ私たちが、生き生きと活動している姿を見て欲しい」とか、
「コーチングの素晴らしいエッセンスをその日から人生に生かしてもらいたい」などと言いう気持ちがどんどん大きく膨らんでいたのです。
そして当日は、その目一杯膨らんだ4人のスタッフの気持ちを、余すことなく思いっきり、4つの枠に込めて表現しました。
15人の参加者様お一人お一人が、私たちの思いに応えてくれるかのように、決して受け身になることなく積極的に、まっすぐに、一つ一つのワークを感じて、楽しんで、考えてくださいました。
その結果、会場は暖かくて明るくそれでいて、リラックスしたエネルギーでいっぱいになり大盛り上がりでした。
その空気感に包まれた時、私が思い描いていたイメージと見事に一致した感覚と、この場にいる全員でそれを作り出し感じているという現実に、心が震えました。
自分の学びのために始めたコーチング体験会が、思いもよらないところに私を連れて行ってくれました。
実は、本番当日までの道のりは、楽しいことばかりではなく、これも思いがけなく苦しいものでした。
途中で、もう辞めたいと思ったこともありました。全てが予想に反した事でしたが、全てがスタッフをやらせていただかなければ、到底知ることができないことばかりでした。
打ち合わせを重ねてきたスタッフメンバー、当日参加してくださった皆様、お手伝いくださったガイドボランティアの皆様、応援して下さった全ての皆様に大きく感謝しています。
皆様からいただいたこの貴重な体験を無駄にすることなく、自分と、コーチングと、社会の未来のために、これからもがんばっていきたいと思います。
本当にありがとうございました。

 

いま名古屋が熱い
 

ライター よっちゃん
 
HPチーム取材班として参加の機会を得られ、自分自身もJBCAの体験会を初めて味わうこととなり、興味津々で潜入した。
会場では参加者が顔見知り同士だったりしたこともあるのか、開始直後の自己紹介タイムからその場に仲間意識のようなあたたかい空気を感じた。
今回、男性の参加者さんが多くいらっしゃったこと、ご参加くださった皆さんが活発に発言されていたことが印象に残る。
 
視覚に障碍のある私たちは、電話などおもに音声をコミニュケーション手段とする割合が高い。
今回の体験会は、私たちの強みでもある「聞く」ことが中心的テーマであった。
昼食をはさんで午前午後を4人のスタッフがそれぞれにワークを担当した。
全てにわたっては書ききれないので、印象に残っているものについて書いてみたい。
そのひとつが、ゲーム感覚を取り入れたワーク。
参加者同士が2人1組になり、「今あなたはどんな気持ちですか?『うん』という言葉に込 めて答えてみてください」というものだった。
スタートの合図が出る前から取り組もうとするペアもちらほらあって、ヤル気満々の姿勢が伝わって来る。
ワーク後の感想には「短いひと言に自分の気持ちを込めるって、戸惑いながらも楽しかった」、
「短い言葉だけに、こちらの勝手な思い込みで相手の想いとは違ってくる」など、聞くことから、ご自分が感じたことや思ったことを握ってくださったようだ。
 
引き続き行なわれたのが拍手のゲーム。4人のスタッフがパターンの違う拍手を行ない、
その一つずつに何を感じたか、どんなものが伝わって来たかを共有していった。
ブラインドバレーで方向を知るための拍手を連想した方。これはライターの未知の分野であったが、音から空間へとつなげられたのかなと想像した。
その後の拍手パターンでは、「おいしそう」と味覚を感じた方、「疑問を感じながらの拍手」と心の中を読もうとした方、
拍手数を数え、強弱も感じて「ありがとう」と言葉として聞き取った方。それぞれにユニークで、敏感に自由に聞いてくださったと感じる。
 
そして午後、今回のもう一つの大きなワークである「セッション体験」。
これは参加者のおひとりにクライアント役としてご協力いただき、スタッフのコーチが実際に15分間の公開セッションを行なうもの。
テーマや詳細はオープンにできないが、セッションの仕上げにコーチから感想の問いかけがあった。
これに対し、「スッキリした」という率直な感想と、「誰かに聞いて欲しいと思ってた」と、クライアントさんご自身が心の声を聴き取ってくださったようだ。
その後、コーチからのセッション振り返りを経て公開セッションはクローズとなった。
 
席上、取材許可くださった皆さんに感謝するとともに、この名古屋体験会に同席、体験させていただいたことにも改めて感謝したい。
ではまたどこかでお耳にかかりまひょ。ほな、サイナラッ!

 

スタッフの熱い思いのこもった体験会
 

ライター:かね
 
12月10日に名古屋の盲人情報文化センターにて行われたJBCA主催のコーチング体験会。
取材班2名は自己紹介が行われている中、そっと着席。
開始直後にもかかわらず、すでに会場は和やかな雰囲気でした。
午前のメインはコーチングでの「聴く」のエッセンスを体感してもらうワークです。
拍手やあいずちなどありふれた言動の中から感じ取れる相手の気持ち・思いをゲーム感覚で聞き取るワークです。
参加者の自由な感性で、かつそこから聞こえるものを真剣に探すように取り組んでいた印象でした。
やってみると楽しいのです。
取材班は発言できませんでしたが、一緒になって感性を働かせていました。
参加者からは多様な感性から活発に発言が出ていました。
ゲーム的とはいえ、正解を求めるようなものではありません。
なのでありのままの感覚から出たものなら全てオッケーなのですが、
にしても人の感性の多様性を感じることができ、聞いているのは好奇心満載でしたが、スタッフはどぎまぎするところもあったのでは。
でもたいへん大盛り上がりでこの日の体験会のいいスタートとなったのではないかと感じました。
ここまでいいものとなったのには担当したスタッフの努力を見逃がせません。
取材の一部として事前のリハーサルにも参加させてもらっていました。
その時点ではまだワークの完成度は低く、かなり苦慮されていたのを知っていただけに、そこから本当によく作り上げたと感動を覚えました。
間の休憩は持参したお昼で5つのグループに分かれランチタイム。
筆者個人的には地元名古屋のグルメの話など聞けて楽しかったです。しかもちょっとマニアックで。
午後はグループセッションから。
最初にいくつかポイントの説明があって、グループに分かれて話し手・聞き手に挑戦。
ポイントを大事にしながら懸命に相手の話に耳を傾ける様子、
全体的にたいへん快活な声で自由に自身の話をしてくれている様子など、
会場中に耳だけきょろきょろと好奇心を向けて聞いていました。
続いてデモセッションです。
やはり参加されたみなさん、セッションとはどんなことをするのか?たいへん興味深いところだったのかと思います。
会場の真ん中で向き合うコーチをするスタッフとクライアントの参加者、
この二人へ会場の視線がぐっと注がれ、意識が集中します。
最初は多くの人の耳は、コーチ、クライアントの話す言葉自体に向けられている部分が強い印象でした。
言葉に対してうなずいたり笑いが出たり、そういう反応が多くありました。
でも次第に言葉自体よりも話しているその人の感情の動きや言葉の背景にある思い、
何かそういった部分にも耳を傾けるようになってきた、そんな場の変化を感じました。
深い感嘆や、じーんとくるような場の空気が伝わってくるのです。
コーチングの聞き方、話し方のような表面的な部分だけではなく、
この場の皆さんが今感じ取ったもの。
こういうものこそぜひ持ち帰ってもらえたらいいなと思いました。
多くの人が見ている前にもかかわらず、率直に自身を見つめるクライアントをやりきってくれた参加者、
台本なしの出たとこ勝負にもかかわらず気持ちのこもったセッションなのはもちろん、
さらにコーチはどのように話を聞くかという要点をわかりやすくする工夫もこらしていたスタッフ、
この両名が見せてくれたコーチングの奥深いところだったと思います。
そんなデモセッションの熱っぽさも冷め切らぬうちに、
JBCAの紹介や質問コーナーなどてきぱきと進み、体験会は終了しました。



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